歯がなくなると入れ歯などを用いるしかその部分を補う方法はありませんでした。インプラント治療は、失ってしまった自分の歯の代わりにチタンの歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して咬み合わせを回復する治療です。固定性であるため、自分の歯に近い状態で咬めるようになります。
部分入れ歯
残っている歯に金属のバネをかけることにより失った歯を補う方法で、取り外し式になります。引っかける歯をあまり削らなくて済む利点があります。
総入れ歯
歯が全部なくなった場合に作られる方法です。
失った歯の両隣りの歯を削り、金属でつなげて、セメントで固定します。違和感が少なく、自然な回復が可能です。
あごの骨に、歯の根っこに代わるチタン製の金属を埋め込み、これを土台に歯を作り、自分の歯のように使うことができます。また、入れ歯の安定に補助的に使うこともできます。
インプラント治療は保険適応外で、自費治療となります。また、治療を始める前に、むし歯、歯周病の治療をしておく必要があります。さらに外科的手術を伴うため、全身的な疾患(糖尿病、心臓疾患、血液疾患、肝臓疾患など)がある場合、インプラント治療が受けられない場合があります。
仮歯を装着することにより、審美性、咬合、清掃性などを確認します。
それぞれに応じて2~6ヶ月間、仮歯を使用していただきます。
型どり、1週間後かみ合わせの記録
1~2週間後、上部構造物完成前の試適
1~2週間後、上部構造物完成、装着
口腔内状況に応じて、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月ごとの検診を行います。 インプラントは一生持つというものではなく、加齢や体調(病気)、歯周病など、ご自身の歯が悪くなったらインプラントは長持ちしません。そのため、自宅でのケア(ブラッシングなど)、歯科医院での定期検診が非常に大事です。どちらが欠けても良い結果にはなりません。
十分な説明を心がけておりますが、何か疑問な点、質問がありましたらご相談ください。